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「その人らしさ」って言うけども……
施設スタッフとして介護をしていくなかで「その人らしさ」を保てるよう支援することは大切です。しかし、施設のスタッフが考えるその人らしさが、本当にその人らしい状態とは限らないということを突きつけられた事例について紹介します。 15年ほど前、私が... -
「最高のリハビリ」について考えてみる(前編)
「利用者や家族に『とてもよかったです』と感謝されたら、そのリハビリは正解だよ」 昔同じ職場の介護士の先輩からいただいた言葉です。 『とてもよかったです』の部分は若干記憶があやふやですが、これを読んでいる方にも意図は伝わると思います。 こ... -
なぜ言語聴覚士になったのか〜人生に無駄なことはない〜 大学教員の人生の振り返りVOL2(留年からのフリーター生活)
前回から)自堕落な大学生活をしながら、なんとか地場大手企業の最終面接までこぎつけるも、コンビニで就職試験の時間まで時間あったので、雑誌立ち読みしながらふと外を見ると「サラリーマンが狭い歩道を黙々と歩いている‼️」この光景を目... -
執筆速度を上げる方法を見つけてしまった…
釣りタイトルっぽくてすいません。 「音声配信を始めてから執筆速度が上がった!」 今回はこんな話をしていこうかなと思います。 世の中には「執筆速度を上げる」目的でオススメされている方法がいくつかあります。 SNSで毎日文章を投稿する いい文章を写... -
言語聴覚士国家試験 学習コラム(第一回)
言語聴覚士の国家試験の合格率は他のリハビリ職種(理学療法士、作業療法士)と比べて例年低い。令和6年の国家試験の合格率は以下の通りである。 理学療法士:89.2%作業療法士:84.1%言語聴覚士:72.4% 端的に言って言語聴覚士の国家試験は他リハビリ... -
なぜ言語聴覚士になったのか〜人生に無駄なことはない〜 大学教員の人生の振り返りVOL1(大学入学から)
言語聴覚士になって気がつけば21年目。そう言えば、なんで言語聴覚士になったのだろう。振り返ってみよう。元々高校の時は、小学校の先生になりたくて、大学受験は地元国立大学の教育学部と私立大学の経済学部を受験(←こちらはたまたま地元で地方受験があ... -
家に帰るか、施設で暮らすか
昨今の日本は少子高齢化などの背景から地域医療を推進しています。できる限り対象者が住み慣れた地域(自宅等)で生活していただくというもので、語弊込みで暴力的に言っちゃえば「とにかく家に帰ろう」みたいな感じです。 実際、終の棲家ですから知ら... -
相談に来てくれる人が抱えている2つの不安
“相談に来てくれる人はふたつの不安を感じている” 特別養護老人ホームで生活相談員をしていると、1ヶ月に受ける入所相談は10~20件ほどです。そして、入所している利用者さんの家族の方からも、本人の生活の様子や今後の対応の方針などについて日常的に相... -
食便から認知症患者の世界を考える
昔、認知症の方で食便(便を食べた)をした患者さんがいました。何かにつけて不安そうに「わからねえよ」というその方は、便をいじって笑顔でスタッフに「これやるよ」と言うこともありました。 その方が「何故食便をしたのか」を考えたいと思います。 ...