最初の案件は、所属している病院のホームページに掲載するコラムでした。
コラムの執筆はもともと医師がしていたのですが、これがなかなか読んでいて理解しにくい…
というのも、医学的な情報に詳しくない一般読者には難しい、「論文」のような固すぎる文章だったんです。
SEOの視点はもちろん加味されていないわけで、本文だけでなくタイトルや見出しにも手直しが必要な状況。
実際、院長に聞いてみたところ「どうしても論文みたいな文章になっちゃうんだよね」と言われ、心の中でガッツポーズしたのを覚えています。
最近「医師の働き方改革」が話題になっていますが、日々の診療をこなすことだけが医師の役割ではありません。
コメディカルとのコミュニケーションや医師会への参加、MRなどの来客対応、経営会議への参加などなど。
そんな中でコラムを執筆する時間を捻出するのは容易ではないでしょう。
医師の状況を把握し、自身が持つスキルを武器に「代わりにコラムを執筆しますよ」とプレゼンしたところ、すんなり医療記事の初案件を受注できたんです。
この営業方法はWebライターラボでもシェアさせていただきましたが、病院や施設に勤務している医療従事者であれば、再現性の高い受注方法だと思います。
1件受注できてしまえば、KW選定や入稿作業、医師へインタビューなど幅広い業務が巻きとれる。
僕の私見ですが、医療従事者はインタビューが得意な方って多いと思うんです。日々の業務で患者様やご家族様とやり取りする中で、自然と話を深掘りする経験が鍛えられるんですよね。
外部への営業も大事ですが、自分の所属している勤務先が「クライアント」になることも覚えていただけると選択肢が広がりますよ!
医療ライターになるきっかけは人それぞれ。
僕は勤務先のコラム執筆がきっかけでしたが、皆さんはいかがでしょうか?